POLO GAME & HAM POLO CLUB

“POLO”

それは、流⾏に左右されず、⻑く愛せるものに価値をおく英国のライフスタイル! 英国マインドを堪能しよう!!

ポロ競技から紐解くBCS(英国スピリット)

英国文化の象徴であるポロ競技

ポロ競技は、その前⾝となる騎⾺競技を植⺠地インドでイギリス兵らが発⾒し英国本国に持ち帰ったことをきっかけに、ヨーロッパ各国に広まったと言われています。英国でルールが確⽴される以前から、⾺術訓練や⾺遊びを通してペルシア時代から歴史に刻まれてきた騎⾺競技なのです。

ポロ競技は、「伝統」「気品」「挑戦」「激しさ」「優雅さ」を併せ持つ馬上のチームスポーツ。そんなリスクと知性の限界に挑む華麗なポロ競技に、世界の名だたる富豪や事業家までもが熱狂し、ゆえに多くのスポーツを生んだ英国で「キング・オブ・スポーツ」と呼ばれているのです。

日本では、多くの⼈がPOLOというファッションを楽しむ反⾯、そのGAME(競技)としてのポロについてはほとんど知られていないように思います。しかし、⾃然の中で繰り広げる壮⼤なこのゲームは、時に厳しく、時に優しく⽣きる英国紳⼠を象徴しているように思えます。ポロというGAME(競技)は、広⼤な⾃然や⾺と⼀体になることで知る「⽣きている」という実感、そして「喜び」を、私たちに教えてくれます。一歩間違えば命も無くすほどの戦いだからこそ、命の尊さや規律の⼤切さを知ることができるのです。

ポロ競技のルールと見どころ

1チーム通常4⼈で構成され、メンバーは⾺に乗り、マレットと呼ばれるスティックで球を打ちます。競技場は270m×135m+セーフティゾーンと広⼤。競技場によって多少の差がありますが、基本的にはサッカーグランドの6~9⾯分もの広さがあるのです。

試合は「チャッカ」(chukkas)と呼ばれる7分間区切りで行われ、⼤会にもよりますが1試合は4~6チャッカとなります。
通常は1チャッカ1頭を使⽤し、1頭の⾺を連続する2つのチャッカに続けて使⽤することは出来ません。つまり1試合1選⼿あたり、4~10頭の⾺が必要とされるのです。それだけに馬を日々管理するのは、ご想像の通りかなりの人出と設備、そして資金を要します。それが、王侯貴族のスポーツといわれる所以でもあります。

ポロのルールはとてもシンプル。球を相手のゴールに入れれば得点です。ゲームの流れを保ち、⾺の怪我を防ぐことに重点が置かれ、誰もが簡単に理解しゲームを正しくプレーできるように設計されています。
他のスポーツと異なるのは、各チャッカはセンターでボールを取り合うことからスタートしますが、各ゴールごとにチームエンドが⼊れ替わり、得点したチームが攻撃を続けます。

英国スポーツらしくハンディキャップ制度もあり、様々な能力をもつプレーヤーの編成が可能となります。男女混成のチームを編成することも多く、女性プレーヤーだけのタイトル戦もあります。試合は、各チーム4名のハンディキャップを合計して、相手チームより少ない点数となった差の分をあらかじめ相手チームが得点した形にしてスタートします。


伝統あるポロクラブ
「HAM POLO CLUB」とPOLO BCSの関係

本場のポロ競技からそのスピリットを学び、広めるために、「POLO BCS」は、英国の伝統的なポロ倶楽部であるHAM POLO CLUB(HPC)と長年のパートナーシップを築いています。

HAM POLO CLUBは1926年に設⽴されたイギリスでも最も古いポロクラブの⼀つであり、現在ロンドン都市部(リッチモンド)に残る唯⼀のポロクラブとなっています。ザ・ロンドンポロクラブと言われる所以です。

リッチモンドは、⽇本からの旅⾏者にも馴染みのあるパディントンやノッティングヒルを⾛る、ロンドン地下鉄ディストリクトラインの終着駅がある街。 駅からテムズ川の川沿いを進むと、川⾯には競技を楽しむエイトや⼩型のボートが何艘も⾒え、また反対側は庭の芝がきれいに整えられたイングリッシュハウスが続きます。

そこからしばらく先にある⼤きなリッチモンド公園の隣に、THE LONDON POLOCLUBと呼ばれるHAM POLO CLUBがあります。

リッチモンド公園を挟んでちょうど反対側にはウィンブルドンがあり、そこはハイドパークコーナーから12キロ、ロンドン から僅か30分とはとても思えない緑豊かでゆったりとした環境です。

リッチモンド公園の反対側には、テニスの4大大会で有名なウィンブルドンがあります。ロンドン郊外にこの自然!イギリス人の守ってきた考え方です。でも、だからといって観光地化して人がウジャウジャいるわけでもない。日本だときっと代々木公園か靭公園みたいに人で一杯になりそうですが…やっぱり不思議な国です。

「POLO BCS」は、そんなHAM POLO CLUBと2010年からパートナーシップを締結。ポロ競技を通じて日英の文化交流を行い、さらに年に一度、最も爽やかできもちの良い初夏の週末に「ポロを学ぶ場として日本人がここでプレイできるように」との願いを込めて「日英親善ポロビーシーエス杯」を開催しています。先進国で唯一の日本では行われていない馬上球技である「ポロ」を、英国のポロクラブとの交流を通じて日本に紹介します。

この日はまた、ロンドンポロクラブ(HAM POLO CLUB)からも副題でアングロ‐ジャパニーズフレンドシップカップと紹介されて、ポロ・ビーシーエスが文化交流をサポートする特別な1日となっています。

当日のハム・ポロクラブには、駐英日本大使も来場。大きな宣伝はしていないのに在留邦人だけでも約100名の観客が集まりました。翌年の大会では、招待された日本商工会JCCIの方々やプレイヤーの友人の方々が会場で日本人3人のプレイヤーに、見所やポロプレイヤーになったことの想いを直接聞くことができて、さらにボルテージが上がったようです。

「POLO BCS」が寄贈したトロフィーは、柘植の木で製作されたポロ姿の人馬が、日本の国花と言っていい桜花が彫られた台座に載っている。日本の名工の手による一刀彫の作品は、ものすごく力強く優美で繊細。POLOブランドのブリティッシュ・カントリー・スピリットにも通じています。欧米人の方にも技の深さが理解できて評判です。

コロナ禍で2020年から開催が延期になっている「ポロビーシーエス杯」は、2023年から再開の予定です

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